東京で震災があり水漏れが起きた場合、他県からの応援が無駄になる水道メーターの秘密とは?
こんにちは。
水とフィルターのプロフェッショナル
家中まるごと浄水器®の小野志郎です。
今日は、浄水器の設置でお世話になってる
水道メーターのお話。
浄水器を設置する際、マンションでは
水道メーターのねじを外してそこに分岐
金具を取り付けて浄水器と接続します。
↑赤丸で囲ったねじの部分のところです。
ねじの形は、全国共通なはずなんですが・・・
実は
東京都だけ違うんです。
水道メーターのねじの部分は、日本全国
「上水ねじ」という規格で統一されて
います。
海外でも使われている「インチ」サイズ
のねじです。
ところが東京都とその周辺の地域のみ
「都ねじ」という規格になっています。
「都ねじ」は「ミリ」サイズのねじ。
インチからミリ単位のものに変える
気持ちは分からないでもないですが
変えるなら全国統一しないと
まずいでしょう。
例えば、東京に大規模な震災がきて
水漏れが起きて、水道メーターを修理
する際、近県から応援にきた水道屋さん
はねじの規格が違うから直せません。
いつも水道メーターの後ろを分岐
している私たちをそれをよく
知っていて、水道メーター用の
金具を2種類もっています。
↑これが上水ねじ用の金具(メーターソケット)
↑これが東京都のみ使えるねじの金具。
インチとミリでは、ねじのピッチが違う
ので互換性がありません。
しかもやっかいなことに外してみないと
どちらのねじが分からないのです。
ホント浄水器屋さん泣かせのねじですが
防災のためにもインチねじに統一して
ほしいです。
ちなみに配管のねじはすべてインチねじ
で統一されていますから、インチねじ
に統一するのがよいと思います。
ところが、最近さらに困った事が
起きるように・・・
新しいねじのタイプが出てきたのです。
↑水道メーターの交換を楽にするため
生まれた特殊形状の金具です。
↑ こんなピンと金具でワンタッチに
接続しています。
新築工事の時は楽なんでしょうけど
防災を考えたらこちらも問題
ありですね。
私たちも大変困りますし。
マニアックな話で恐縮でしたが
防災は皆さんの生活に密接に関係
してますのでご紹介しました。
この記事を桝添東京都知事が見て
くれるとよいのですが。
それではまた。