「失礼とは思いますが・・・会社は潰れませんか？」

確かに失礼なのですが（笑）、それだけお客様には切実な問題なのです。浄水器は高性能タイプになると決して安い買い物でないため真剣になるのは当然です。まして、浄水器業界はとっても怪しいですし、売りっぱなしでアフターサービスをしないばかりか２～３年で会社ごと消滅して連絡が取れなくなる会社が後を絶たないので、ご心配はごもっともです。高性能タイプの浄水器は定期的なメンテナンスを必要としますので、購入した会社がなくなれば、当然交換用フィルターカートリッジが手に入らなくなります。フィルターカートリッジが目詰まりすれば浄水器として機能しなくなるので、こうなると浄水器は粗大ゴミと化します。悪徳浄水器販売会社は原価が安く高く販売している訳ですから儲かると思われがちですが、そうは問屋がおろさないカラクリがあるのです。それは、浄水器の流通に問題があるからです。

悪徳浄水器販売会社は自社で製造はできませんので浄水器製造メーカーから大量に一括仕入をします。大量ロットで仕入れるので安くなりますが、初期に大量の資金が必要となります。さらに浄水器製造メーカーは販売契約を結ぶ際、多大な契約金や代理店加盟金を要求します。販売会社は在庫を売ろうと必死になり、加盟金の分を取り戻そうと強引な営業が始まります。

こうなると

一般顧客を脅したり、騙したりなんでもありです。

販売には多大な人件費がかかりますのでいつの間にか経営が成り立たなくなってしまい、

最後には在庫を投げ売りして会社が消滅します。

そして被害者は悪徳浄水器販売会社から浄水器を購入したお客様となる訳です。

もしクレジットを組んでいたらもっと悲惨です。

粗大ゴミと化した「浄水器」に金利を上乗せして何年もお金を払い続けることになります。

さらに悪徳会社が消滅しても、お客様の個人情報は同じ様な悪徳会社の手に渡ります。

悪徳会社はポリシーがないので個人情報の売買もまったく平気に行います。

すると次々といろんな悪徳会社から不要不急の商品を押し付け販売にやってくるようになります。

そして悪徳会社のリストからはずしてほしいと思うようになるとこんな電話が・・・

「大変ですね。お宅をリストからはずしてあげましょうか。私にお任せ下さい。手数料は・・・」

まさに次々詐欺です。

私どもにもよく相談があるのですが、残念ながら毅然と断るしか方法はありません。

また使えなくなった浄水器は再生できない場合がほとんどです。

新しく浄水器を購入してもらう他ありません。

本当にばかげています。

せめてフィルターカートリッジが規格サイズであればこのような悲劇はおきないのですが・・・。

なのになぜフィルターカートリッジは各浄水器でバラバラなのでしょうか。

その答えは次のページでお話します。