効率だけを追いかけず自然の力を借りてみよう。
こんにちは。
水とフィルターのプロフェッショナル
家中まるごと浄水器®の小野志郎です。
先日、京王線の若葉台駅に行ってきました。
若葉台駅では、ヤギによる除草を行っています。
従来は、草刈機や、除草剤を使っていた
のを、ヤギに草を食べてもらうことで
除草しようという試み。
今回は、子ヤギもいて可愛いと大評判!
微笑ましい姿に見物客も。
効率とか、費用とか考えると良く
ないのかもしれませんが、すごく
いい試みと思います。
機械を使わず
自然の力に頼ってみる
これってこれからのテーマの
ような気がするんです。
水道水だってそうです。
昔(戦前)は、緩速ろかといって、
大きな池でゆっくりじっくり汚れが
沈殿するのを待っていました。
微生物の力を借りて水をきれい
にするので薬品を使わないで
済みます。
場所と時間が必要ですが、安全で
おいしい水を作り出していたんですね。
でも戦後の日本は92%急速ろか法に
切り替わっています。
人口の増加によって急いで水を作る必要
が出てきたためです。
急速ろかは、原水に大量の塩素を
投入した後、汚れを固める凝固剤を
入れて強制的に汚れを沈殿させ
上ずみをジャリや砂でろ過する方法。
スピーディに水は作れますが
大量の薬品を使うことになり
水道水にも当然残留します。
臭いや合成洗剤を除去できない
ため東京都では、オゾンや活性炭
を使った高度浄水処理が行われて
います。
でも地方都市では、高度浄水設備を
整える予算がありません。
また、電気をたくさん使うため
停電すれば、水の供給もストップ
します。
そのため震災後は、浄水方法の見直し
が各地で始まりました。
2004年に広島県三原市の西野浄水場
2008年に宮城県美里町
が緩速ろかを採用。
特に美里町は、低コストでおいしい
水ができる緩速ろかを住人の意思で
選びました。
これからもこのような動きは活発に
なっていくと思います。
効率だけでなく、
私たちにとっての
本当の幸せとは何か
を考える時期が
来ています。
ひとつでも多くの自治体が、
省エネで安全でおいしい水を作りだす
緩速ろか法を採用してほしいと
願って今日はおしまい。
それではまた。